File.01　僕がまだ幼かった頃に両親が魔族に殺されてしまったんだ。

　　　　 だから僕は、僕みたいな想いをする人が少しでも減ればと思って祓い屋になった。

　　　　 魔族を…恨んでいないのか、って…？

　　　　 さあ…でも、魔族だからという括りで恨むのは間違っていると僕は思うよ。

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File.02　帝刀はいつもウジウジして、僕なんか、僕なんかと言うけれど。

　　　　 あの子はもっと自信を持っていいと思うんだ。

　　　　 種族をこえて、あの子の優しさにきっと沢山の人が救われているはずだから。

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File.03　ああ、まあ十環とは同期だよ。一緒に研修生をしてて、そのまま一緒に祓い屋になった。

　　　　 悪いやつではないんだけど、何故かいつも僕につきまとってくるから

​　　　　 なんていうか、うざいなって…。